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横浜市港北区での保活について

2017年8月に、園を開園してから、多くの保護者の方にお話しをお伺いしてきて、また港北区役所の担当の方にもお話しをお伺いしてきました。

実際の保活をご経験された方には体験談としてはどうしても劣るとは思いますが、現時点で学んだ保活での考え方、戦略をこちらに記載させて頂きます。

(港北区以外の方や、横浜市以外の方にとっても有益になるように記載しています)

各ご家庭の保活の一助となれれば幸いです。

【もくじ】

①そもそも保活とは?

②まず何をする??

③相手を知るといっても…

④どの保育園に我が子を入れたいか?

 

①そもそも保活とは?

ちょっと硬いところから入りましたが、そもそも保活とはどういう活動なのか?というと、

保活(ほかつ)

子どもを保育所に入れるために保護者が行う活動

都市部では、保育所の入所希望者が定員を上回り、入所できない待機児童が多数いるため、入所選考の際に有利になるように就労条件を変更したり、入所しやすい保育所の近くに引っ越したりするなど、涙ぐましい努力をしている保護者も多い。「保活」は、こうした活動を指す造語で、就職活動を「就活」、結婚相手を探す活動を「婚活」と呼ぶようになったのに続いて登場した。

https://kotobank.jp/word/%E4%BF%9D%E6%B4%BB-188879

(コトバンク調べ)

涙ぐましい努力と書かれてましたね…。汗

ただ、基本的には、「入りたい認可の保育園に入る為の活動」が大筋ではあるのかなと思います。

(認可外や、認定、認証、横浜保育室が第一希望という方はあまり多くないと思われるので…)

また、なんで認可外や認定、認証、横浜保育室が第一希望になりづらいかというと、

(1)保育料が認可園と比べて高い

(2)保育の質が認可園と比べて低い

上記があげられます。

保育料が高くて、保育の質が低いとなると、踏んだり蹴ったりのような感じですが、実際、福祉サービスである認可保育園は、厚生労働省からの補助金で運営をまかなっていますので、補助金をもらえているかいないかで、どうしても保育料や、保育の質が変わってきてしまうのが現状としてあります…。なので、最終的には、世帯年収が低いご家庭が優先されるというのも、福祉サービスだからと言えます。

 

②まず何をする??

まず何をするか??

まあ、色々な園を見学してみるとか、先輩ママさんに話しを聞いてみるとか、なんでも良いっちゃ良いんですが、王道としては、住んでいる自治体の「保育所利用案内」を手にして読み込むのが良いかと思われます。

こちらは横浜市のものです。

http://www.city.yokohama.lg.jp/kohoku/sabisu/hoiku/data/h30shiban.pdf

上記は平成30年度のものですが、例年10月頃に翌年度のものがでます。

ただ、内容としては昨年度のものを踏襲されますので、現時点ではこちらを読み込んでいただければと思います。

(変わっても数点なので、変わった点はどこですか?と区役所の方に聞けば教えてくれます)

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」と孫子も言っていますが、基本的には、認可園に入る為のルールをしっかり理解して、各ご家庭の立ち位置を理解しましょう!ということですね。

また、こちらは行政が作っているものなので、とにかく読みにくいことこの上ないですが、基本的には、P19の「利用調整の優先順位」のランクとP20、21の複数の児童が同一ランクで並んだ場合の利用調整の優先順位」の調整指数で優先順位が決まるご家庭が大多数だと思われます。

一般的なサラリーマンのご夫婦のご家庭だと、「居宅外労働 月 20 日以上かつ就労時間 1 週 40 時間以上の労働に従事している。」Aランクという流れが一般的だと思われます。

また、P20、21の「複数の児童が同一ランクで並んだ場合の利用調整の優先順位」の項目をご確認頂ければわかると思われますが、当てはまる項目が無い⇒調整指数0ポイントのご家庭がほぼだと思われます。

ですので、大多数のご家庭は、Aランクでポイント無しの状況です。

俗にA0(エーゼロ)とかっていいます。

なので、ご自身のご家庭では、ランクとポイントがどうなのか?を認識して頂ければと思います。

もしご不安であれば、区役所に確認しに行くと丁寧に教えてくれると思われます。

また、ポイントを上げるテクニックは色々あると思われますが、それはまた次回に…。

 

③相手を知るといっても…

先ほど孫氏の「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」とお伝えしましたが、自分の立ち位置がわかったところで、次は「彼を知る」ことなんですが、「どのランク、どのポイントだったらこの保育園は入れるのか?」というデータは、実は公表されていません…。

例えば、これから受験をしたいと思っている高校や大学などで、合格最低ラインがわからないと、テストで何点取ったら良いか?がわからないので、何をどのくらいやったら受かるのか?という対策が立て難しくなってしまいますよね…!?

自治体としても公表しない理由はあると思うんですが、都内では公表している区もあるので、個人的には公表して、効率よく保活ができるようにしてもらいたいなと思っています。

さて、それで通常は公表していませんが、区役所に聞きにいくと、ざっくりだったり細かくだったり、担当者によって教えてくれたりくれなかったりします。(笑)

(こちらでも少し情報がありますので、お越し頂ければお伝えできます)

基本的に、先ほどの話で言うと、高校や大学ごとでテストの難易度や合格最低ラインも変わります。

同様に、どの保育園か?またどの月齢で入園するか?で入れるランクやポイントが変わります。

ある保育園の1歳児クラスは枠が少ないので、すでにその園に入園している園児の兄弟で、枠が埋まってしまったりすると、1人目のご家庭はそもそも申請しても入れない可能性が高い状態だったりします。

(同じ園にすでに兄弟がいると、ランクがAからAAに上がるため、とても入りやすくなります)

なので、相手を知るということで言うと、まずはどの保育園に入りたいか?を決め、そこに入れるランクやポイントを区役所の担当者にそれとなしに聞いてみるのが良いかと…。

 

④どの保育園に我が子を入れたいか?

先ほどの「どの保育園に入りたいか?を決め」とサラッと書きましたが、どの保育園に入りたいか?を決める要素は、当たり前ですが、各ご家庭によって変わります。

・立地(自宅から近い、自宅と最寄り駅の動線にある、自宅の最寄り駅から近いなど)

・保育方針(何を大事に考えているか?モンテッソーリやヨコミネ式など付加価値があるなど)

・雰囲気(見学に行かれて、園内の設備や園児たちの様子や先生達の様子など)

ちなみに、認可園の場合は世帯の納税額に応じて保育料が決まりますので、要素に入りません。

 

【参照 認可園の保育料について】

http://www.city.yokohama.lg.jp/kodomo/shien-new/data/h30nyusho/riyouryou1.pdf 平成30年度横浜市子ども・子育て支援新制度利用料(保育料)(月額) 

http://www.city.yokohama.lg.jp/kodomo/shien-new/data/h30nyusho/futankubun1.pdf

第一子の場合、だいたい世帯年収800万以上で0-2歳の保育料は7万を超えてくるかなと思われます

(正確には納税ベースなので、世帯年収だけでは一概に無いんですが…)

 

まあ、基本的には親都合となってくると思われます。

0歳、1歳の子が、「ママ、この保育園が良い!」とは言わないので笑

(2歳児さんであれば言うかもしれませんし、0歳、1歳児さんでも場所慣れしやすい、人慣れしやすいということはあると思われます。)

やはり、立地条件は重要項目ですよね。

普段会社に行かれる日に必ず朝夕寄らなくていけないので、想像しづらいと思われますが、

一度シミュレーションしてみると良いと思われます。

(実際保育園に通わせている方の体験共有会なども、随時行っていければと思います。)

続く…